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2007/09/03

Tちゃんのピアノ

夏休みに入って間もない7月26日に、浜松のピアノ工場へ検品に行って決めてきたTちゃんのグランドピアノが、先週の火曜日に納品されました。

今まで使っていたTちゃんのピアノは、Tちゃんのお母様がお母さんに買って頂いた大切なピアノ。親子2代の成長を、たぶんTのお祖母ちゃんの代わりにず~っと見守ってきてくれた、とってもとっても大切なピアノです。

大抵の場合、グランドピアノを購入したら、それまで使っていたアップライトのピアノはお払い箱になってしまい、下取りに出され再調整されて、中古ピアノとして店頭に並ぶか、どこか知らない国へ売り飛ばされるか・・・その後の消息はわからなくなってしまう運命にあります。

でも、Tちゃんのピアノは違います。

6月のあの日、初めて伺った病棟の電子ピアノがあまりにも酷い状態で、それは簡単な歌伴ぐらいならどうにか我慢できるけれど、きちんとした演奏(ましてやコンサート)には耐え難いものでした。

初めて行った病院で、このエレピじゃ演奏できる曲が限られること、楽器としてのメンテをきちんとやらなければならないことを告げると、担当の看護師長さんは困った顔をされました。病院としてできることと、できないことがあることは明らかで、、その場は私も諦めなければなりませんでした。

ちょうどその時期、Tちゃんのお父様がTちゃんにグランドピアノを買ってくれるという話が進行中で、私も幾度となく相談を受けていました。ある日、思い切ってお母様に「今おうちにあるピアノどうされます?」と聞いてみたのです。

もしお願いできるならば、そのピアノを寄付して頂けないかと・・・。

Tのお母様は、私の音楽観や活動をとても良く理解してくださっている方。だから、こんな図々しいお願いをした私。 そして、その願いは、即快諾していただけました。 その日のうちに病院の看護師長さんにメールを打つと、ぜひに、、という返事が返ってきて、Tちゃんのピアノの再就職先が決まりました。

そして、30日のコンサート終了後に病院の事務次長さんとお話をさせていただき、正式に寄付の話が決定し、なんとその翌日には予め頼んでおいた(日取りが決まるまで保管も任せておいた)運送屋さんの手によってめでたく病棟へ運び込まれました。

Tちゃんと、Tちゃんのお母さんを見守ったピアノは、これからは病棟で、たくさんの患者さんの心を癒します。なんと幸せなピアノであることか! お二人の大切なピアノ、、私の元気が続く限り、毎月心をこめて弾かせていただくつもりです。心から、本当にありがとう・・・・

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